大庭城址公園

大庭城址公園

大庭城址公園について

神奈川県藤沢市大庭所在の大庭城址公園(おおばじょうしこうえん)について説明します。
大庭城址公園(おおばじょうしこうえん)は、
神奈川県藤沢市大庭字城山にある大庭城跡を利用して造られました。
12世紀頃の豪族・大庭氏の拠点でしたが、
15世紀になって関東管領上杉氏に仕えた太田道灌が本格的に築造し、
その後は後北条氏がさらに改修したと伝えられています。
上記の写真は、「掘立柱建物址(ほったてばしらたてものし)」です。
昭和43年の発掘調査で確認された高床建築の柱穴の配列です。
実際の柱穴は現地表下50センチの所です。

<大庭城の構造>
大庭城の構造は台地上を東西に横断する3本の空堀によって、
一の廓、二の廓、三の廓、四の廓に分かれています。
この「掘立柱建物址(ほったてばしらたてものし)」は最南の廓にあたり、
北縁の空堀によって、北側の廓と区画されています。
周囲には土塁の跡が部分的にみられ、
東斜面には腰郭、西斜面には二段の空堀や帯状の腰廓が残っています。

現地へのアクセスは以下の通りです。
<バス>
バス停「城下(しろした)」にて下車し、徒歩5分。
「城下」までのバスは以下のとおり。

辻堂駅北口発(辻28)「湘南ライフタウン」
(経由:大六天・湘南カントリークラブ前)行きに乗車、約15分・180円
辻堂駅北口発(辻33)「綾瀬車庫」
(経由:羽鳥山・駒寄・矢崎)行きに乗車、約15分・180円

藤沢駅北口発(藤15)「湘南台駅西口」(経由:大辻)行きに乗車、約30分・250円
藤沢駅北口発(藤39)「湘南ライフタウン」(経由:カントリ)行きに乗車、約30分・250円
湘南台駅西口発(藤39)「大辻経由藤沢駅北口」行きに乗車、約35~40分・350円

バス停「大庭小学校」徒歩徒歩10分・230円
辻堂駅北口から「辻24 隧道・駒寄経由湘南ライフタウン行」(10~15分おき程度)
辻堂駅北口から「辻26 隧道・駒寄・桐ヶ谷経由湘南台駅西口行」(10~15分おき程度)

<駐車場>(大庭中学校側にあります)
31台(午前9時午後4時30分)
※4月~9月は午前9時~午後5時30分
大型バスは利用できません。

<大庭城>
「大庭氏の時代」
平安時代の末期、この地は大庭御厨と呼ばれる伊勢神宮の荘園でした。
この荘園は、桓武平氏の流れをくむ鎌倉景正(権五郎、景政とも)によって開拓され、
伊勢神宮に寄進されたもので、のち子孫は大庭氏に改姓し、代々治めていました。
城を築城したのは大庭景親の父にあたる大庭景宗と言われております。
「大庭の舘(たて)」とも呼ばれ、
軍事拠点として重要な役割を果たしたと想定されます。
石橋山の戦い源頼朝に勝ったものの、
一族のほとんどは筑前(現在の福岡県)に渡ってしまいましたが、
景親は最後まで抵抗し、捕えられて片瀬浜で斬首されてしまいました。
その後兄の大庭景義の子である大庭景兼(小次郎景兼)が
和田合戦にまきこまれ大庭氏は滅亡しましたが、
現在では、筑後(現在の福岡)に逃れたという説が有力とされているそうです。

「扇谷上杉氏の時代」
扇谷上杉氏の家臣であり江戸城を築城した築城の名手太田道灌が
鎌倉と糟屋館の中間地点のこの地に最新の技術と取り入れ
築城工事をおこなったと言われています。
けれども、この後相模を侵攻してきた
北条早雲(伊勢宗瑞)によって大庭城は落城します。
なおこの戦には「舟地蔵伝説」という哀しい伝説が残っていて、
今でもそのお地蔵さんがあり、公園にもなっています。

「後北条氏の時代」
東相模を制圧した早雲(伊勢宗瑞)は大庭城を大改修しましたが、
玉縄城
(現在の鎌倉市玉縄。JR東海道線・横須賀線・根岸線「大船」駅より徒歩15分)
を築城したので利用価値は低くくなり後北条氏が滅ぶと廃城になりました。

ハイキングコース
大庭城址公園一帯はハイキングコースとなっています。
歴史と自然を感じさせてくれます。
季節の花々が咲き誇る時季も良いですが、
空気が澄んで遠くまで景色が見渡せる冬も良いですよ。

古代の集落
縄文時代からの遺跡が発掘されています。
集落の跡は、現在は芝生広場として整備され、春には桜の花見客で大変にぎわいます。

大庭城の説明
城址公園内に説明看板がありました。

上杉氏と伊勢宗瑞の侵攻
現存している城跡は後北条氏の整備によるものとされています。
戦国時代の相模国といえば北条早雲(伊勢宗瑞)は欠かせません。
駐車場の上にある管理事務所に説明パネルがありました。

伊勢宗瑞による相模侵攻の図
こちらのパネルも駐車場の上にある管理事務所に展示してあります。
北条早雲の相模侵攻

大庭景親~坂東八平氏の鎌倉氏の一族~最期まで平家に忠誠を尽くした人物です。

河村城跡~平安時代から鎌倉時代、南北朝、戦国の世に在り続けた山城と河村氏。

フィードバックする
スポンサーリンク
スポンサーリンク

関連記事一覧

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

コメントするためには、 ログイン してください。