尾山神社(金沢城) 前田利家をまつる金沢城の神社

尾山神社

尾山神社(おやま-じんじゃ)は、石川県金沢市尾山町にあり、加賀藩の藩祖(金沢城主)として金沢の発展に寄与した前田利家が主祭神になっています。
この場所は、金沢城の金谷出丸の跡で、1873年(明治6年)に創建されました。
初代藩主・前田利長と、2代藩主・前田利常も祀られているようです。


スポンサーリンク



一見、竜宮城に来たのか?とも思わせる、特徴的な尾山神社・神門は、国の重要文化財に指定されています。
和・洋・中と申しましょうか?、上層には「ステンドグラス」が入っていると言う、神社では大変珍しい建築物で、夜にはライトアップも行われます。
日本最古とも言われている避雷針もあるようです。

尾山神社・神門

桜の木もありましたので、サクラの花見も良さそうです。

境内にある庭園は、金沢城金谷御殿の庭だった部分で、その後、少し手を加えてありますが、金沢城の遺構と言えます。
今回は、雨天で、どうしようもなかったですが、紅葉の時期は素晴らしいようです。

尾山神社(金沢城)の庭園

金沢城側にある裏門「東神門」は、もともと金沢城・二の丸の御殿で使用されていた、現存の移築門となります。
安土桃山分化の御殿建築様式を今に伝える貴重な門です。

尾山神社の東神門

立派な龍の彫刻がありますが、金沢城が火災になると、この龍が水を吹いて、焼失を免れたという伝説があります。
明治8年、陸軍歩兵第7連隊が金沢城に司令部を置いた際に、この門が、一時、別のところに移築されたそうなのですが、そのあと、第7連隊は火災に見舞われています。

この東神門を抜けると、目の前には金沢城の石垣があり、2015年3月に整備された「玉泉院丸庭園」の入口から入れます。

尾山神社

尾山神社のご利益としては「勝負運」「縁結び」などに強いとされます。
加賀藩前田家よりの拝領石もあることから、隠れたパワースポットでもあり、病気の平癒祈願に訪れる人も多いようです。

尾山神社

下記は、前田利家の騎馬像ですが、若かりし頃に、織田信長の馬廻りを務めていたころのようです。

前田利家の騎馬像

下記は、前田利家の正室「まつ」の石像モチーフ?です。

前田まつの像

お祓いを受けられる時間は、朝9:30~15:30で、授与所・御朱印の受付時間は、8:30~18:00です。
初宮詣は1万円~、七五三詣は5000円から、ご祈願もできます。
個人の方は予約不要です。
私は、行っていませんが、御朱印帳も人気のようです。
もちろん、お正月の初詣もどうぞ。


スポンサーリンク



交通アクセス・行き方ですが、金沢駅からタクシーでいと5分となります。
路線バスの場合、城下まち金沢周遊バス・兼六園シャトル・北陸鉄道路線バス・西日本JRバスにて、南町・尾山神社バス停で下車の約3分です。
金沢ふらっとバス材木ルートの場合、商工会議所バス停から徒歩約2分の距離です。

クルマの場合、北陸自動車道・金沢西IC、または金沢東IC、金沢森本ICから車で約15分です。
駐車場は結婚式用などで無いようですので、近隣のコインパーキング利用となります。

他にも、金沢レンタサイクル「まちのり」の尾山町ポートが設置されています。
金沢城や兼六園とセットでどうぞ。
散策には、当方のオリジナル地図もご参照賜りますと幸いです。

前田まつ 加賀百万石を守り抜いた女性
金沢城を一周するポイント 尾山御坊跡 歴史と見どころ解説
金沢「兼六園」見どころなど知って得して欲しい情報
前田利長の生涯【加賀百万石を築き兼六園や北陸文化を残す】
金沢「長町武家屋敷」散策 長連龍の屋敷があった場所
前田利家【詳細版】~槍の又左と武勇を称される

フィードバックする
スポンサーリンク
スポンサーリンク

関連記事一覧

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

コメントするためには、 ログイン してください。