大山格之助(大山綱良)

大山格之助(大山綱良)

大山綱良(おおやまつなよし)は、幕末に薩摩藩士として生まれました。
若いころは、大山格之助と称しており、西郷家とは親戚と言う事もあり、精忠組に属すと、西郷隆盛・大久保利通ら行動を共にしました。

1862年の寺田屋事件では、奈良原喜八郎らとともに過激派となっていた薩摩藩士・有馬新七らを殺害しています。
あまり知られていませんが、桂小五郎との薩長同盟の際にも、大山格之助は同席していました。

鳥羽伏見の戦いになると抜刀隊の指揮を執っており、その後、奥羽鎮撫総督府の下参謀などで新政府軍を率いて活躍しています。

明治新政府では、明治4年に廃藩置県となると、鹿児島県の大参事、権令(県令)となりました。
今でいう、鹿児島県知事ですね。

1873年(明治6年)に、征韓論に敗れた西郷隆盛が、鹿児島らに戻ると、私学校の設立などを援助しています。
また、大山綱良は、鹿児島県から新政府に税金を納めるのを拒み、私学校の生徒を県の官僚に雇うなどし、鹿児島県は独立国家のようであったともされます。
西南戦争では、西郷隆盛に軍資金も県の予算から捻出しました。
薩軍が敗北すると、大山綱良は、罪を問われて長崎にて斬首刑になっています。享年53。

大河ドラマ・映画などで大山綱良を演じた俳優さん

※敬称略・順不同

丹波哲郎『田原坂』(1987年、日本テレビ年末時代劇スペシャル)
蟹江敬三『翔ぶが如く』(1990年、NHK大河ドラマ)
俊藤光利『篤姫』(2008年、NHK大河ドラマ)
村上新悟『八重の桜』(2013年、NHK大河ドラマ)
北村有起哉『西郷どん』(2018年、NHK大河ドラマ)

※他にもありましたら、コメント欄よりのお寄せ願えますと幸いです。

(参考)

大山格之助【大山綱良】の解説 薩長同盟に調印した薩摩藩士

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