柴又帝釈天

柴又帝釈天

柴又帝釈天についての紹介

京都葛飾区柴又7丁目10−3所在の帝釈天を紹介します。
正式名称は経栄山 題経寺(きょうえいざん だいきょうじ)といいます。
旧本山は大本山中山法華経寺。
江戸時代初期の寛永6年(1629年)に、
禅那院日忠および題経院日栄という2名の僧によって開創された日蓮宗寺院です。
この寺には以前から、
日蓮聖人の親刻になる帝釈天の板本尊があると伝えられていましたが、
中世その所在が不明となっていました。
けれども今から240年ほど前、
開創からは150年ほど経ったころの
1779年(安永8年)、9世住職の日敬(にっきょう)の頃、
本堂修理の際、棟の上より一枚の板本尊が発見されました。
そして発見された日が庚申(かのえさる)の日だったことから
「庚申」の日を縁日に定めました。
また、日敬上人は背中に板本尊を背負って、
天明の飢饉や疫病を患った江戸の人たちに拝ませ、
不思議なご利益を授けたそうです。
やがてこの寺の帝釈天が信仰を集めるようになり、
「柴又帝釈天」として知られるようになりました。
門前町が形成されるのもこの時代からと思われ、
近隣に数軒ある川魚料理の老舗も
おおむねこの頃の創業を伝えています。
そしてこのように庚申信仰とも関連して
多くの参詣人を集めるようになりました。

【境内】
参道の突き当たりに二天門が建ち、
正面に帝釈堂、右に祖師堂(旧本堂)、
その右手前に釈迦堂(開山堂)、
本堂裏手に大客殿などが建っています。
境内はそれほど広くなく、建物は大部分が明治以降の建築です。
二天門、帝釈堂などは彩色を施さない素木造のため
一見地味ですが、細部には精巧な装飾彫刻が施されています。
なお、トイレは境内から二天門を出で左側にあります。

【帝釈堂】
手前の拝殿と奥の内殿から成り、ともに入母屋造瓦葺で、
拝殿屋根には唐破風と大ぶりの千鳥破風を付しています。
内殿は大正4年(1915年)、拝殿は昭和4年(1929年)の完成。
内殿には帝釈天の板本尊を安置し、
左右に四天王のうちの持国天と多聞天(毘沙門天)を安置しています
(四天王の残り2体は二天門に安置)。
内殿外側には全面に浮き彫りの装飾彫刻が施されています。
御朱印の拝受もこの帝釈堂です。
帝釈堂の彫刻を「彫刻ギャラリー」として庭園と併せて有料公開しています。

彫刻と庭園

帝釈堂内殿の外部は東・北・西の全面が装飾彫刻で覆われており、
中でも胴羽目板の法華経説話の浮き彫り10面が著名です。
これは法華経に説かれる代表的な説話10話を選び視覚化したもので、
大正11年(1922年)から昭和9年(1934年)にかけて、
加藤寅之助ら10人の彫刻師が1面ずつ分担制作しました。
この羽目板の上方には十二支と天人、
下方には千羽鶴が表され、
高欄(縁)より下の部分には花鳥および亀を浮き彫りで表しています。
これらの彫刻を保護するため、内殿は建物ごとガラスの壁で覆われ、
見学者用の通路を設け、「彫刻ギャラリー」と称して一般公開しています。
靴を脱いで拝観します。
(「彫刻ギャラリー」と大客殿、
庭園(邃渓園)の見学は有料で2019年春現在、
大人(中学生以上)400円・小中学生200円)。

庭園・邃渓園(すいけいえん)

大客殿前に広がる池泉式庭園で、昭和40年(1965年)、
設計は、向島の庭師永井楽山です。
庭園への立ち入りは禁止されていますが、
周囲に設けられた屋根付きの廊下から見ることができます。
最も見晴らしの良い場所は休憩所にもなっていて、
椅子と無料のお茶のサービスがあります。
お茶の種類は、
緑茶・ウーロン茶・玄米茶・ほうじ茶(冷・温)

柴又帝釈天へのアクセス

京成金町線柴又駅から徒歩7~15分
正月などは混雑します。
柴又駅からは参道を通るので、
両脇に軒を連ねるお店巡りが出来ます。
その混雑状況によって到着時間が変わります。
京成バス(小55系統、金町駅〜柴又帝釈天〜新柴又駅〜京成小岩駅入口〜小岩駅)
柴又帝釈天バス停下車徒歩数分
北総鉄道北総線新柴又駅から徒歩約15分
矢切の渡し柴又側船着場より徒歩約7分

【駐車場】
帝釈天付属の幼稚園専用として建設されたものであり、
帝釈天および幼稚園の行事がある場合はそちらの使用を優先するそうです。

営業時間:
<平日>9時~16時迄 
<祝祭日>9時~17時迄 
  ※午前9時以前は入庫できません。
  ※17時以降は完全に施錠するので翌朝まで出庫できません。
   この場合、夜間を含む駐車料金を請求するそうです。

入庫待ちは交通の妨げになりますので一切ご遠慮ください、との事です。

料金:15分100円
電話:03-3657-2886(帝釈天事務所)

駐車場は2階建てでかなり狭いです。
駐車場に面した道路も狭く、
路駐は交通を妨げるだけではなく、
事故を引き寄せる危ない行為となります。

【おススメ駐車場】
「葛飾寅さん記念館」最寄の江戸川河川敷にある「柴又公園駐車場」。
「柴又公園駐車場」⇔「柴又帝釈天」徒歩10分強。
乗用車約190台、大型車(バス)7台駐車可能です。
【利用料金】普通車1回につき500円
【営業日】年中無休
【利用時間】
4月~9月<平日>午前9時~午後5時30分
<土・日・祝日>午前7時30分~午後6時30分
10月~3月<平日>午前9時~午後5時30分
<土・日・祝日>午前7時30分~午後5時30分

なお、この駐車場のすぐそばには
「葛飾柴又寅さん記念館」と「矢切の渡し」があります。

問い合わせ:葛飾柴又寅さん記念館 電話:03-3657-3455

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