金生遺跡の解説【縄文時代の祭祀跡】国指定史跡

金生遺跡

金生遺跡 (きんせい-いせき) は、山梨県北杜市大泉町谷戸寺金生にある縄文時代後期と平安時代の遺跡で、国指定史跡になっています。
八ヶ岳の南麓、標高760mくらいの、なだらかな台地上にあり、日当たりもよいところです。

縄文遺跡では、住居址群・配石遺構や、石組などの埋葬施設、石棺状遺構からは焼けた人骨片や耳飾などの装身具も出土しており、祭祀施設などが「複合」した複合遺跡になっています。
縄文時代の晩期であることから、寒冷化が進み、弥生時代には使われなかったようです。

金生遺跡

138体分のイノシシの骨は、火を使ったあとがないことから、アイヌにおけるクマ送りの儀礼である「イヨマンテ」と同じような狩猟儀礼や農耕儀礼が行われていたとも考えられています。
その後の平安時代の遺構は、屋敷跡であることから、南にある甲斐・深草館の関連施設があったものと考えられています。
現在、公園として整備されおり、自由に見学が可能です。

金生遺跡

金生遺跡への交通アクセス・行き方ですが、甲斐・深草館への交通アクセス・行き方ですが、JR中央本線・長坂駅から北杜市民バスに乗車して、城南バス停下車し、徒歩約10分となります。
長坂駅からタクシーだと、約18分です。
遺跡公園の東側の路肩に、クルマを止められますので、当方のオリジナル関東地図でもポイントしておきます。

金生遺跡の出土品は、北杜市考古資料館などで展示されています。

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