坂本龍馬

坂本龍馬

坂本龍馬(さかもとりょうま)は幕末の土佐藩士でしたが身分は低い郷士の次男と言う立場でした。
ただし、貧乏と言う事でなくは、豪商の出自となります。
江戸にて剣術修行をしていた際、ペリー来航に衝撃を受けて、のち土佐勤王党に入りて尊王攘夷運動を始め、土佐から脱藩すると久坂玄瑞らの影響を受け、福井藩主・松平春嶽と会談するなど、人脈を生かして幕末に活躍することになります。
脱藩(だっぱん)と言うのは、許可なく藩の外に出ることで、当時は重罪でした。
京や江戸・長崎に行きたくて無許可で藩の仕事を放棄して脱藩浪士として各地を巡ったと言う事になります。
そして、これからの日本では、大型船を使用した海運業が利益を得られると考え、勝海舟の神戸海軍操練所にて操船技術なども学びました。
護身用にピストルを持ち、草鞋(わらじ)ではなく「靴」を履いていたことでも知られます。
薩摩藩の援助にて、長崎で亀山社中を設立し、海上交易を開始しますが、今の日本みたいに道路も整備されていない時代ですので、荷物を運ぶのに船は大いに役立ったのです。
海援隊として大洲藩から船を借りて海運業を始めますが、いろは丸事件にて海難事故も起こしています。
また政治面では、西郷隆盛と桂小五郎の薩長同盟も仲介するなどし、倒幕にも関与した。
特に、船中八策と言う大政奉還の道筋を考えたとされ、土佐藩の後藤象二郎や山内容堂に主張したことでも知られます。
その結果、土佐藩から大政奉還の建白書(意見書)が提出され、将軍・徳川慶喜は採用したと言う事になります。
しかし、京都の近江屋に宿泊していたところを何者かの集団に襲撃され、盟友の中岡慎太郎と共に討たれました。
近江屋事件で、ほぼ即死した坂本龍馬は、享年33です。
このように人と人を繋いだ坂本龍馬がいなければ、薩摩と長州が結ぶことも無かったとも考えられ、幕末においては大変重要な役割を担いました。
もちろん、当時の本人は、そこまで自分が名を残すとは、考えてもいなかったかも?知れませんが・・。

新しい日本の幕開けに大きな功績を残した坂本龍馬の名言としては「日本を今一度せんたくいたし申候」などがあります。

短く簡単に説明しますと、坂本龍馬は上記の通りになりますが、一緒にいた「お龍」と言う女性など、もっとたくさんの人物が関わったり、色々な出来事がありました。
もう少し詳しく知りたいと言う方は、下記などが参考になるかと存じます。

大河ドラマ・映画などで坂本龍馬を演じた俳優さん

※敬称略・順不同

渡瀬恒彦『ゴルフ夜明け前』(1987年映画)
根津甚八『竜馬を斬った男』(1987年映画)
『竜馬の妻とその夫と愛人』(2002年映画)
笠兼三『ボディ・ジャック』(2008年映画)
渡辺一志『新選組オブ・ザ・デッド』(2015年映画)
萬屋錦之介『竜馬がゆく』(1982年、テレビ東京)
上川隆也『竜馬がゆく』(1997年、TBSテレビ)
市川染五郎『竜馬がゆく』(2004年、テレビ東京)
武田鉄矢『幕末青春グラフィティ 坂本竜馬』(1982年、日本テレビ)
真田広之『坂本龍馬』(1989年、TBSテレビ)
浜田雅功『竜馬におまかせ!』(1996年、日本テレビ)
福山雅治『龍馬伝』(2010年、NHK大河ドラマ)
藤岡弘。『勝海舟』(1974年、NHK大河ドラマ)
夏八木勲『花神』(1977年、NHK大河ドラマ)
佐藤浩市『翔ぶが如く』(1990年、NHK大河ドラマ)
江口洋介『新選組!』(2004年、NHK大河ドラマ)
玉木宏『篤姫』(2008年、NHK大河ドラマ)
柾賢志『八重の桜』(2013年、NHK大河ドラマ)
神木隆之介『サムライせんせい』(2015年10月-12月、テレビ朝日)
新井浩文『ドラマ 龍馬 最後の30日』(2017年11月19日、NHK総合)
新井浩文『龍馬の遺言』(2017年12月29日、NHK BSプレミアム)
小栗旬『西郷どん』(2018年、NHK大河ドラマ)

※他にもありましたら、コメント欄よりのお寄せ願えますと幸いです。

(参考)

坂本龍馬の解説【坂本龍馬の人物像】詳細版~坂本龍馬の夢

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