光源氏とは
光源氏(ひかる-げんじ)とは、平安時代中期に紫式部が書いた物語に出てくる「源氏物語」の主役です。
源氏物語に登場する架空の人物と言う事になります。
当時、次期天皇に慣れないような皇子は、皇族からの身分を離れ、姓を与えらる臣籍降下(しんせきこうか)をして、源氏姓や平氏姓を名乗ることがあったのです。
そのように、天皇の子として産まれ、才能や容姿にも恵まれながらも、苦悩の人生を送る人物として「光源氏」を主人公にしました。
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源氏物語の光源氏は、光り輝くような美貌から光る君(ひかるきみ)と言う意味の「光源氏」と呼ばれるようになりました。
桐壺帝と言う天皇の第2皇子で、母は按察大納言の娘・桐壺更衣(きりつぼのこうい)と言います。
幼い頃に、母・桐壺更衣と死別したため、亡き母の面影を追い求めます。
源氏物語の内容としては、正妻・葵上(あおいのうえ)を設けますが、他におおくの女性と恋愛します、
特に、父帝の妻・藤壺への思慕が初恋となり、2人の間に冷泉(れいぜい)帝が誕生します。
正妻・葵の上が亡くなると、理想の妻・紫上(むらさきのうえ)を得て、位人臣をきわめ、准太上天皇にも遇せられ、栄華をきわめます。
しかし、紫の上の死を受けると、それまでの罪を後悔し、出家を決意すると言うような内容です。
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なお、光源氏のモデルになるような実在人物がいたのではと言う説があります。
候補としては、嵯峨源氏の源融を筆頭に、当時の権力者である藤原道長、藤原伊周、源光、嵯峨天皇、藤原実方などが挙げられていますが、在原業平(ありわらの-なりひら)に複数の人物をかさねあわせたとも考えられます。
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