出雲神話「屏風岩」

出雲神話「屏風岩」

出雲の屏風岩(びょうぶいわ)は、島根県出雲市大社町にある出雲神話の場所です。
日本海の稲佐の浜(いなさのはま)から 50m ほど東に入った山手にある岩で、民家の庭先にあります。
大国主大神と武甕槌神が、国譲りの交渉をした場所というのが、この高さ2mくらいの「屏風岩」となります。
恐らく、古代には、稲佐の浜の砂浜(海岸)が、ここまで来ていたものと推測致しまする

出雲神話「屏風岩」

具体的には、高天原の天照大神(あまてらすおおかみ)から、天鳥船(あめのとりふね)神または経津主(ふつぬし)神とともに派遣された武甕槌神(たけみかづちのかみ)が、この屏風岩を背にして、大国主大神と国譲りの話し合いをしたと伝わるため、屏風岩の別名は「国譲り岩」とも言います。
大国主は、国を譲る条件として、壮大な社殿の造営があれば隠居するとして、建ててもらったのが「出雲大社」の始まりという事です。
簡単に申し上げれば、出雲王朝は、今の天皇に繋がるヤマト王権に、戦わず屈服したと言う事ですね。

ちなみに、出雲に来た、武甕槌神(建御雷神)は、鹿島神宮の祭神として知られます。

また、稲佐の浜の南には、国引きのとき、島を結ぶ綱になったという、長浜海岸(薗の長浜)が続いています。

出雲「屏風岩」への交通アクセス・行き方ですが、JR出雲市駅より、一畑バスの「日御碕線」に乗車して、所要約30分、「稲佐の浜」バス停下車して、徒歩5分ですが、バスの本数は少ないです。
一畑電鉄の出雲大社前駅から歩いて35分のほうが無難と言えます。
下記の道路の先に屏風岩があります。

屏風岩

出雲大社から歩くと15分くらいです。
駐車場は、稲佐の浜に無料駐車場があり、屏風岩まで徒歩3分です。
駐車場にトイレも完備されていますが、夏季は海水浴で満車気味です。

稲佐の浜の解説【出雲】夕日の名所

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