バンザイ「万歳」の意味と意義

バンザイ「万歳」の意味と意義

万歳(ばんざい、ばんぜい)は、お祝いや喜びを表す動作です。
バンザイと言葉を発しながら、両腕を上に向けて伸ばします。
だいたいは、万歳三唱と申しまして、ばんざいを3回行います。

バンザイの起源と申しましょうか、発祥は中国になります。
もともと、千秋万歳(せんざい-ばんざい)と言い「千年万年」すなわち「永遠」を意味していましたが、転じて長寿を祝う言葉となりました。
万歳=万年、1万年を意味し、皇帝の寿命を示す言葉として使われだします。
それに対して千秋は千歳、1千年と言う事で、諸侯の長寿を臣下が願うときに使われたようです。


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皇帝(こうてい)と言うのは、皇帝が支配する統治体である帝国における世襲君主と言う意味になります。
すなわち、日本の天皇は皇帝(エンペラー)でもあり、現在、世界において唯一の皇帝と言えます。
海外は、天皇を日本の国家元首とみていますが、2000年続く世襲の元首は日本だけです。
その天皇や皇后の長寿を祝うため「万歳」が行われると言う事になるのです。

日本で最初に「バンザイ」と言うようになったのは1889年(明治22年)2月11日、青山練兵場での臨時観兵式に向かう、明治天皇の馬車に向かって万歳三唱したのが始まりとされています。
それ以来「天皇陛下万歳」は、天皇の永遠の健康、長寿を祈るものとなりました。

スペイン語だと「ビバ」(viva)が、万歳を示す言葉になります。

なお、千秋万歳を語源として、長寿を祝う宴などで、芸能を披露するようになり、その芸の事は、やがて「萬歳」(まんざい、万才)と呼ばれるようになりました。

以上、諸説ありますので、ひとつの説としてご理解を賜りますと幸いです。

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