時の太鼓・やぐらの広場(一関城のふもと)
一関城のふもとにある「やぐらの広場」を紹介します。
一関藩主となった田村家初代藩主である建顕公が幕府から許され、
領下に時刻を告げるために、貞亭3年(1686)年に、
城内裏門の一角であるこの地に太鼓櫓を作りました。
他藩は「時の鐘」しか認められなかったので、
道往く大名たちはこの太鼓櫓の妙音に大変驚き、
藩民は大いに誇りにしたそうです。
現在、太鼓櫓の実物は一関市台町の長昌寺に保存されています。
田村家初代藩主である建顕公は、
仙台生まれで仙台藩の支藩ですが、大名格を与えられました。
江戸では奏者番として将軍のそばに仕え、
元禄期、赤穂義士事件の発端となる浅野長矩(浅野内匠頭)公の
身柄お預かりから切腹まで処理にあたりました。
坂上田村麻呂の末裔とされています。
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